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【デザインテーマ】ビンテージな内装設計の魅力を際立たせるアイデアとは

ビンテージな内装設計は、モダンでありながらノスタルジックな雰囲気を醸し出すことから、幅広い世代に人気のデザインです。時代やトレンドの変化に流されず、男女の区別もないビンテージな内装設計には、新しいデザインには出せない味や趣があります。内装設計のテーマにビンテージを取り入れ、ぬくもりを感じるノスタルジックな室内空間を検討しましょう。この記事では、ビンテージな内装設計の魅力を際立たせるアイデアについてご紹介します。
◎ビンテージな内装設計デザインの魅力
ビンテージな内装設計デザインの魅力ビンテージな内装設計とは、ユーズド感のある木材やアイアン、レンガ、真鍮などを活用してコーディネートしたデザインをいいます。どこかノスタルジックな雰囲気を出しつつ、ラフで自由のある居心地のいい空間演出が可能な内装設計なため、若年層からファミリー層、性別を超えて愛されているデザインです。
 
「ビンテージ(vintage)」とはワイン製造におけるブドウ収穫から瓶詰めまでの工程を表す言葉であり、当たり年のワインは希少な「ビンテージ・ワイン」と呼ばれています。これが転じて、ワイン以外のアイテムにも適用されるようになり、現在では年月の経過に伴う趣や雰囲気、希少性が付加価値として意味を持つものを指すようになりました。同様に古いものを意味する言葉としては、「アンティーク」と「レトロ」があり、アンティークはビンテージよりさらに古いものに対して使用されます。アメリカの関税法によると、製造されて100年以上が経過経過したものをアンティークと呼ぶよう規定されています。レトロは「retrospective」の略語であり、製造年月に関係なく古いものを良しとする解雇主義の考え方です。古さの時期に明確な線引きはないものの、古めかしい独特の味わいを持っているという意味合いを含んでいます。
 
ビンテージな内装設計の魅力は、カフェのようなオシャレで気さくなデザインでありながら、風格やノスタルジックな雰囲気を演出できる幅広さにあります。トレンドや時代の変化に左右されず、また男女の区別も気にする必要がないため、最新設備やシンプルな内装設計には出せない独特の趣向やムードを演出できます。長く過ごせば過ごすほど味わいが生まれ、落ち着いた雰囲気のなかでオリジナルの内装設計を作り上げられるのも人気の秘訣といえるでしょう。人気のビンテージな内装設計デザインとしては、壁にレンガやユーズド感のある木材を利用したり、ペンキやモルタルで塗装をします。ほかにもフローリング材に古材やオーク材、ウォールナット材などを使用する、ドアなどの健具にビンテージドアやアイアンフェンスなどを利用する方法があります。「こうしなければいけない」といった決められたルールがなく、自分の好みやスタイルに合わせた内装設計を自由にデザインできるのです。
 
ビンテージな内装設計には、アメリカンビンテージ、北欧ビンテージ、英国ビンテージなどさまざまなスタイルがあります。室内空間をおしゃれな内装設計に仕上げるためには、あらかじめどのスタイルを目指すかを具体的なコンセプトとして決めることが大切です。
◎内装設計をビンテージにするメリット・デメリット
内装設計をビンテージにするメリット・デメリット内装設計にビンテージを取り入れるメリットは、カフェや海外にありそうなおしゃれな雰囲気を出しながらも、どこか懐かしく重厚感のある室内空間を演出できることです。落ち着いた内装設計を実現できることから男女を問わず幅広い層に愛されています。多様な選択肢から自分の好きなアイテムを選び、時間をかけてじっくりと空間を作り上げていく楽しさがあります。時間経過とともに味や深みを醸し出せる内装設計のため、忙しなく変化する流行に左右さえることがなく、長く過ごすほどに愛着が深まっていくのも魅力といえるでしょう。
 
一方、内装設計をビンテージにするデメリットとして、本物のビンテージ素材を使用すると想定より費用が掛かる可能性があります。エイジング加工された既製品を使用して代用するなど、コストを抑えたデザインを工夫するとよいでしょう。またビンテージはダークカラーをベースにすることでまとまりが生まれますが、ダークトーンで揃えてしまうと全体的に暗い内装設計になってしまうかもしれません。アクセントカラーとして白などの明るい色を取り入れ、内装設計における統一感を重視したデザインを心がけることで暗い印象を回避できます。
◎ビンテージな内装設計を実現するアイデア
ビンテージな内装設計を実現するアイデアここでは、内装設計をビンテージなデザインに仕上げるための具体的なアイデアをご紹介します。アイテムやカラーを意識して選ぶことが大切です。
〇エイジング感のある素材やアイテムを取り入れる
ビンテージな内装設計を実現するために、天井と壁、フローリングや家具・什器などにエイジング感のある素材やアイテムを取り入れましょう。無垢材のフローリング、傷やへこみのついた古い木材はもちろん、使い込まれたような雰囲気のアイアンや真鍮、時代を感じさせるレンガ、モダンながら温かみのあるコンクリートなどを使用すると、よりラフな印象を与えた内装設計になります。木材を古材風に塗装することでエイジング感を出したり、床にモルタルやペンキでビンテージ風に塗装する、木やアイアン、皮などを使用した什器で内装設計に素材感を出す方法もあります。天井や壁を躯体現しにすることで、室内の立体感を際立たせた内装設計もユニークです。照明器具としてオレンジ系の電球やシェード付きを利用するアイデアもあります。
〇ダークトーンを重ねる
ダークブラウンの木目、茶色系のレンガやフローリング、板貼天井、スモーキーカラーのアクセントクロスなど、ビンテージな内装設計デザインはダークトーンと相性がいいです。ベースとなる部分にはバリエーションのあるダークカラーと引き締めカラーとしてのブラックを取り入れましょう。什器や雑貨などのアイテムでやや明るい色を合わせれば、引き締まりつつ洗練されたビンテージな内装設計が実現します。
〇コントラストを楽しむ
ビンテージな内装設計には「こうでなければならない」というきっちりした定義がなく、思いのままに好みのデザインを取り入れて楽しめるのが魅力です。そこで、ビンテージの特徴である古いアイテムや素材感に、敢えてモダンなデザインをミックスさせることにより、コントラストを楽しむという内装設計のアイデアもあります。温かみのあるウッドと無機質なコンクリートなど、素材感をミックスマッチすることによって、室内空間がより立体的で自由度の高いデザインの内装設計に生まれ変わります。
〇「見せる収納」でショップテイストを出す
シンプルな内装設計の場合は、室内空間を広く見せるために生活感を出さないよう配慮する必要があります。ビンテージな内装設計では「見せる収納」にするのがおすすめです。バリエーション豊かなアイテムを敢えて見せることによって、奥行きや素材感を演出でき、ショップのようなオシャレで独特な室内空間を表現できます。アイテムひとつひとつのカラーやテイストを見せる形で展示することにより、ビンテージ調がより強調されます。壁に衣類を掛けられるよう、フックを取り付けた内装設計やローテーブルなどを活用してディスプレイのように飾るアイデア、ウォークインクローゼットをあえて見える形にする方法などがあります。ほかにも、ビンテージの衣類を見えるところに飾ったり、ギターなどを壁に飾る、ラックや飾り棚にお気に入りのコレクションを飾って美術館のようなレイアウトにするのもユニークです。
〇観葉植物などのグリーンを取り入れる
ビンテージな内装設計デザインと相性のいいアイテムが、観葉植物などのグリーンです。温かみのあるグリーンが古い質感を持つビンテージな内装設計を際立たせてくれるため、室内にメリハリが生まれます。観葉植物は好みに合わせて自由に取り入れるのをおすすめしますが、あまり詳しくないという人は初心者向けのもののなかから手入れしやすいものを選ぶとよいでしょう。卓上サイズや天井から吊り下げるタイプ、背の高いものなど種類はさまざまですが、ビンテージな室内空間に自然と馴染むデザインのものをセレクトすることが大切です。
◎ビンテージな内装設計デザインを取り入れた当社の導入事例
自由度の高いビンテージな内装設計は、ノスタルジックで居心地のいい雰囲気を楽しめるのが魅力です。お気に入りのアイテムや素材を盛り込むことで、より遊び心のある室内空間を実現できます。
〇中目黒オフィス
ビンテージな内装設計デザインを取り入れた当社の導入事例 中目黒オフィス中目黒駅近くにて、オフィス拡張移転のための新装工事を内装設計デザインからご協力した事例です。クライアント側としてはオフィススペースの拡張が第一であり、意匠性の高い内装設計やデザインは実現できないだろうというお考えでしたが、最低限の内装設計・工事によって最大限に意匠的効果を発揮できる当社の計画をご提案し、コスト以上のデザイン性を持つオフィスを実現しました。エントランスのメインサインの壁には、特殊調色とパターン塗装によるオリジナリティとインパクトのあるビンテージ調の仕上げを施しています。
〇池尻大橋オフィス
ビンテージな内装設計デザインを取り入れた当社の導入事例 中目黒オフィス目黒区大橋にて、プロモーション映像制作会社様の分社立ち上げプロジェクトとして中古ビルをリノベーションし、内装設計デザインから設備工事、内装工事までを実施した事例です。内装設計として意匠性を優先したビンテージ調のデザインをご要望だったため、間仕切りとしてデザイン性の高いアイアン素材を使用し、仕上げ工事としてスケルトン天井や床スラブの全面塗装などを実施しました。据え付け家具のデザインも行い現場で造作し、内装設計に合わせた照明器具などの選定にもご協力しています。
◎まとめ
ビンテージな内装設計は、モダンとノスタルジックを併せ持つ室内空間を実現するオリジナリティの高いデザインです。最新設備には出せない質感や素材感、独自性を演出できるので、お気に入りのアイテムや素材を自在に組み合わせ、ライフスタイルに合った居心地のいい空間デザインを検討しましょう。事務所やオフィス、店舗、住宅にビンテージやこだわりのデザインテーマの内装設計を取り入れたいと考えている方は、当社までお気軽にご相談ください。

【デザインテーマ】ビンテージな内装設計の魅力を際立たせるアイデアとは