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コラム

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美容サロンの店舗デザインを設計するポイント

老若男女問わず、美容と健康に対するニーズは高まっており、美容業界では店舗数が年々増加傾向にあります。美容系のビジネスをはじめてみたいと考えている方が開業する際には、計画的な段取りが必要です。美容サロンは技術はもちろん、外装や内装デザインは、店を選ぶ際の重要な決め手となります。この記事では、美容サロンの店舗デザインをする際のポイントや、当社が美容サロンの店舗デザイン設計を行った事例をご紹介します。
◎美容サロンの店舗づくりに必要なこと
美容サロンの開業には、経営の基礎になる事業計画書の作成が必要です。コンセプトや資金計画、支出計画などを具体的な数字や方向性を決めていきます。店舗の立ち上げには資金が必要になります。必要な開業資金に現時点で足りない分の資金調達方法も、検討しなければなりません。美容サロンを開業するための物件を探すには、立地、外装、内装、居抜きやスケルトンなど、予算と考慮しつつ慎重に選ぶことが重要になります。出店場所の立地には、駅の近さやアクセスがしやすい場所だけではなく、地域の特徴や競合店が近くにあるかなど、物件のあるエリアの環境リサーチを行い、美容サロンに適した物件なのかを見極める必要があります。美容サロンは、物件の立地と同じぐらい重要なのが外装です。外装は店舗のコンセプトや強みを反映させやすく、店舗の雰囲気を外に発信できます。外装から雰囲気の良さを感じてもらえれば、見込み客の心を掴むことができ、集客につながります。
 
店舗物件の内装は、居抜き物件とスケルトン物件に分類されます。居抜き物件の場合は、コストや工事費用が削減できる可能性が高まりますが、レイアウトが変えられないため自由度が低くなります。スケルトン物件の場合は、居抜き物件より内装工事にコストがかかりますが、何もない状態からはじめられるのでコンセプトに合わせた店舗デザイン設計が可能です。美容サロンは外装や内装が大事なことから、イメージに見合う居抜き物件がなければ、スケルトン物件から店舗デザインを設計すると、こだわりのある美容サロンに仕上がります。
 
美容サロンの集客は、マーケティング戦略が必要です。ターゲット層の行動経緯を把握し、行動に沿った宣伝方法が求められます。たとえば、お店を探す方法がネットや口コミ、SNSなどを利用する若年層がターゲットの場合、Web広告や予約サイトの運用が有効です。地域密着型の場合は、地元へのPRやチラシ配布、ポスティングなど、ターゲットに合わせた施策が必要です。新規顧客を獲得するためのキャンペーンやクーポンを提供することも有効で、集客が期待できます。
◎美容サロンの店舗デザイン設計の進め方
店舗デザイン・設計の業者選びのポイントは、その業者の得意な業種や業態、テイストに見極めることです。希望するテイストが得意な業者に依頼すると、希望したイメージ通りに店舗デザイン設計してもらえる可能性が高まります。美容サロンの店舗デザイン設計を進め方の流れは、店舗デザイン設計の打ち合わせ、現場調査、プランニング、店舗デザイン決定、工事着工と、オープン日まで計画的に行います。
 
店舗デザイン設計の打ち合わせでは、ヒアリング及び現地調査の結果を総合的に判断しプランを作成し、業者とイメージを共有してじっくりと話をするなかで、さらに細部までプランを詰めていきます。依頼する業者には、希望条件や基本情報を詳しく伝え共通認識を持つことで、スムーズに設計もしやすくなり、イメージした美容サロンが形になります。
 
店舗デザインの外装や内装は、自店舗のコンセプトに合わせて、お客さまに喜ばれる空間を最も演出できる場所です。美容サロンは見た目の外装や内装デザインが重要なことから、店舗デザインに注意を払い、おしゃれで快適な空間に仕上げる必要があります。美容サロンの店舗デザインは、おしゃれなだけでなく、機能性も求められます。導線がスムーズだと、お客さまはもちろん、スタッフにも余計なストレスがかかりません。また、掃除やメンテナンスがしやすい素材を使用するなど、機能性を考慮した素材を選ぶことも大切です。利便性と安全性を考えた、設備や機器を選定しましょう。
◎美容サロンにおける店舗デザイン設計のポイント
美容サロンの内装デザインは、明確なターゲット層の設定やスムーズな導線設計、統一感のある空間デザインなど、いくつかポイントをおさえることで、理想の空間に仕上がります。
〇ターゲット層を設定する
美容サロンの店舗デザイン設計を決める際に重要なのは、コンセプトやターゲットを明確にすることです。おしゃれなだけの店舗デザインでは、リピーターにつながりづらい店舗になってしまいます。店舗デザインを行うためには、誰にどのような価値を提供するのか、ターゲット層はどこなのかを具体的に決め、基準となるお店のコンセプトを明確にすることが大切です。ターゲットは年齢、職業、ライフスタイル、家族構成などさまざまな視点から絞り込むと良いでしょう。ターゲットとコンセプトが決まったら、それをもとにふさわしい店舗デザインにするとまとまりやすくなります。ターゲットの層に合わせた材料や、雰囲気に合わせたお店の色や什器を決め、家具やインテリアなどを揃えるとコンセプトに合った店づくりが実現できます。
〇スムーズな導線設計を行う
機能性を高めるために、動線を意識した店舗デザインを行いましょう。動線は、お客さまの移動をスムーズに案内できるようなレイアウトや、従業員の作業がしやすいレイアウトになる店舗デザインにする必要があります。ヘアサロンであれば、施術の移動時間を考え、カット椅子とシャンプー台がなるべく近い場所に配置したり、お客さまの動線と従業員のみが利用するスペースへの動線が、重ならないように店舗デザイン設計を考慮することも大事です。店舗デザインの動線は、お客さまの利便性、サロンワークの効率性を考えた店舗デザインを検討しましょう。
〇統一感のある空間デザインをする
美容サロンの店舗デザインはコンセプトをもとにテーマを決め、それを基準に店舗の統一感を持たせます。おしゃれ感を出すために雑貨にこだわって配置した場合、天井、床、インテリアなどの個性がそれぞれ大きく異なると、全体がまとまりのない印象になります。店舗デザインはひとつひとつの物で考えず、色合いやテイストを揃えて空間全体をデザインし、色使い・素材・質感など全体に統一感のある店舗デザインにすることが大切です。美容サロンの内装デザインは、顧客が居心地の良さを感じるデザインを取り入れることが大切なポイントです。
 
美容サロンへはリラックス効果を求めて来られる方も多いため、顧客に居心地の良さを感じてもらうには、サロン内のカラーにも配慮した店舗デザインを意識します。たとえば、照明の色味によって、内装空間の全体の雰囲気を変えることも可能です。顧客が落ち着いて過ごせる空間を演出するには、店舗デザインに温かみのあるオレンジやベージュの色を取り入れると効果的です。また、照明の色のほかにも、落ち着いた音楽やアロマの匂いなどを利用して、お客さまがリラックスできる空間を工夫しましょう。
 
〇清潔感のある内装デザインにする
美容サロンでは、長時間滞在できる居心地の良い空間にするために、綺麗で清潔感のある状態を保たなければなりません。水や薬品を使用するなら、汚れが目立ちにくい色や床材、防水壁紙などにすると、掃除もしやすく清潔感を保てるため、お客さまに居心地の良い空間を提供できます。使用済タオルや清掃道具などを顧客に見せないことも、清潔感のある空間につながります。美容サロンの清潔感を保てる店舗デザインを意識しましょう。
 
清潔感のほかにおしゃれな演出には、新しい刺激や、五感に訴える要素が必要です。非日常的な空間を演出するには、コンセプトに合ったデザインテーマを、内装に使用する素材や形状を活かしたり、照明の明るさや色味などを上手く調節して、普段では味わうことのできない空間演出しましょう。
◎美容サロンにおける内装デザインの施工事例
理想の美容サロンにするためには、店舗デザインを決める際、来店するターゲット層を明確にしてデザインの方向性を決めると、統一感のある店舗デザインで理想的な美容サロンが実現します。
〇東京都渋谷区 美容サロン
渋谷区恵比寿にて、設計事務所さまとの協働工事で、当社は美容サロンの店舗新装内装工事をお請けした事例です。間仕切り工事、クロス工事、塗装工事、塩ビタイル工事、店内の家具の特注家具工事や看板のサイン工事を行いました。洗練された高級感と落ち着きある雰囲気は、お客さまを心地よく迎えられるだけでなく、立地にふさわしい魅力的な空間となりました。
〇東京都目黒区 美容サロン
目黒区上目黒の中目黒ビルにて美容サロンの内装工事をお請けした事例です。設計事務所協働工事で行い、当社は、間仕切り工事、トイレなどの衛生設備工事、内装工事、什器造作の家具工事を担当しました。設計事務所との協働工事を通じて、美容サロンの魅力を最大限に引き出したシックで高級感のある仕上がりになりました。
◎まとめ
美容サロンの心地良い空間づくりの実現には、機能性や、店舗のコンセプトにもとづいたデザイン設計が必要です。他店との差別化も重要ですが、お客さまが心地よく過ごせること意識しましょう。美容サロンは店舗デザインだけでなく、動線や機能性に気を配ることも重要です。ヘアサロンをはじめ、さまざまな美容サロンの内装デザインをご検討の方は、当社にお気軽にご相談ください。

美容サロンの店舗デザインを設計するポイント